Q5. 公認心理師の国家試験には受験資格がありますか?

A5. はい、あります。公認心理師の国家試験は誰でも受けられるものではなく、法に定められた受験資格が必要になります。公認心理師は新しくできた国家資格なので、最初の数年は、経過措置という方法がとられます。数年後からは、公認心理師のカリキュラムを大学・大学院で学んだ人が、原則として受験資格を得られます。下記をご参照ください。


<経過措置(附則第2条)=法施行から5年間>

①法の施行日以前に、公認心理師になるのに必要な科目を履修できる大学または大学院に現に在籍している人は、必要な科目をすべて履修して大学院を修了すれば、その時点で受験資格が得られることになります。

②法の施行日に現に公認心理師の業務を行っていた人とそれに準ずる人は、実務経験年数が通算5年以上に達した時点で、法の施行から5年後までは、定められた講習会を修了することで受験資格を得られます。


<経過措置終了後(法第7条)=公認心理師のために定められたカリキュラムを履修した大学院修了者が受験を始める時から>

①大学・大学院の両方で、必要な科目を履修し修了した人。

②大学で必要な科目を履修した人、またはそれに準ずる人で、一定期間、一定施設で実務に従事した人や、その他、①に準じる人。

※公認心理師の受験資格の基本は①の大学院修了者です(附則第3条)   。

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